良いシステムは、
良い仕事の姿勢からしか生まれない。
業務システムの開発を任せる会社を選ぶとき、多くの方は技術力や実績、費用を比較されると思います。もちろん、どれも大切な判断材料です。しかし10年、20年と使い続けるコア業務システムを任せるなら、もう一つ見ていただきたいものがあります。それは、その会社がどんな姿勢で仕事に取り組んでいるかです。
私たちアイピーシー株式会社は、ITを手段としたサービス・技術を提供するプロフェッショナル集団です。そして、全スタッフが一つの信念を共有しています。
お客様の満足、感動は、私たちが提供するあらゆるサービス、技術の「細部に宿る」。
要件定義の一つの確認、設計書の一行、テストの一項目、メールの返信一本。そうした細部の積み重ねだけが、「作り直しのない、育ち続けるシステム」という結果につながります。派手な技術トレンドよりも、細部への誠実さ。それが私たちの出発点です。
ここで重要なのは、「細部」が意味するものは、お客様の立場によって異なるということです。同じシステムでも、日々操作する方と、支える方と、投資を判断する方とでは、見ている細部が違います。私たちは、その3つの立場全てから細部に向き合います。
使用するユーザー様
システムご担当者様
経営層の皆様
では、立場によって異なるこれらの細部に、どうすれば応え続けられるのか。その答えとして私たちが全スタッフに求めているのが、次にご紹介する3つの行動基準です。
細部を支える、3つの行動基準。
立場ごとに異なる「細部」に応え続けるために、私たちが全スタッフに求めているのが、当事者意識・スピード感・攻めの開発保守という3つの行動基準です。優秀な一人の力ではなく、誰が担当しても同じ品質になるための共通の土台として位置づけています。
01当たり前の当事者意識
ユーザー様、システムご担当者様、経営層の皆様──同じシステムでも、それぞれの立場が見ている細部は違います。さらに開発の現場では、業務部門や開発チーム内のメンバーなど、やり取りする相手は多様です。だからこそ私たちが全スタッフに求めているのは、相手の立場になって物事を考えるという、当たり前の当事者意識です。
「仕様書に書いてあるとおりに作りました」は、開発会社の言い訳としてよく聞かれる言葉です。しかし、目の前の相手が本当は何を求めているのか──ユーザー様なら操作のしやすさ、ご担当者様なら保守のしやすさ──を考えずに手を動かせば、業務に合わないシステムができあがり、手戻り──つまり作り直しが発生します。
私たちが要件定義で「この場合はどうなりますか」「例外はありませんか」と曖昧さを一つずつ潰していくのは、技術的な手順である以前に、お客様の業務を自分事として理解しようとする姿勢の表れです。手戻りを生まない要件定義は、当事者意識という土壌の上にしか成り立ちません。
02圧倒的スピード感
2つ目は、圧倒的スピード感です。ただし、私たちの言うスピードとは「雑にでも早く作る」ことではありません。
私たちが基準としているのは、お客様からのあらゆるニーズに、1営業日以内に1次回答をお返しすること。そして「いつまでに、どれだけ達成できるか」を具体的に示し、双方向にコミュニケーションを取り続けることです。
システム開発でお客様が最も不安になるのは、「投げた相談が、いつ返ってくるか分からない」時間です。回答そのものに時間がかかる内容であっても、「確認して○日までにお答えします」という1次回答が1営業日以内に返ってくれば、お客様は次の判断に進めます。スピード感とは開発の速さである前に、お客様を待たせず、不安にさせないコミュニケーションの約束事です。経営層の皆様が求める「必要なときに、優れた品質・コスト・納期で」という細部も、この日々の約束の積み重ねの上に成り立ちます。
03攻めの開発・保守
3つ目は、攻めの開発・保守です。言われたものを言われたとおりに作る「受け身の開発」では、お客様の業務の強みをシステムに写し取ることはできません。
私たちは、仕事の進め方や仕事内容そのものを自発的に提案し、要件・仕様の確定に貢献することをスタッフ全員に求めています。「パッケージで十分な業務か、フルスクラッチで作るべきコア業務か」という切り分けから率直にお伝えするのも、この姿勢の一つです。
保守についても同じです。リリース後に不具合対応へ追われる「守りの保守」ではなく、業務の成長に合わせて機能を提案し、拡張していく攻めの保守。それは、保守・運用のしやすさ、追加拡張のしやすさという、システムご担当者様が見ている細部に応え続けることでもあります。ある内装業者様のシステムが育ち続けているのは、まさにこの姿勢の積み重ねによるものです。
個の力を、企業文化で
高いレベルに均一化する。
3つの行動基準は、優秀な個人が一人で実践しても意味がありません。担当者によって品質やスピードにばらつきがあれば、お客様は安心してシステムを任せられないからです。
だから私たちは、チーム一体となって後輩の育成に取り組み、これらの基準を企業文化として醸成することを大切にしています。企業文化として根づいた行動基準は、各スタッフのサービス力・技術力をさらに引き上げ、個の力を高いレベルで均一化します。誰が担当しても、細部まで同じ品質。それが、長期にわたってシステムを「育て続ける」ための組織の条件だと考えています。
私たちが目指しているのは、単なる技術者集団ではありません。お客様の課題に自ら踏み込み、提案できる、営業的側面も併せ持った技術者集団です。それこそが同業他社との差別化であり、お客様のシステムを10年先、20年先まで支え続ける事業継続の土台だと位置づけています。
チームで育成し、企業文化として醸成する。個の力を高いレベルで均一化し、提案できる技術者集団へ。
「困ったときに、最初に相談される会社」
であるために。
これらの姿勢が目指すゴールは、シンプルです。一度お付き合いいただいたお客様からリピートをいただくこと。そして、お客様に関心事や困り事が生じたとき、最初に思い浮かべていただける相談先(ファーストコンタクト先)であることです。
そのために必要なのは、契約や囲い込みではなく、細部に宿る仕事の積み重ねによる信頼だけだと考えています。私たちが継続的な保守料を前提とせず、ソースコードの納品やベンダーロックインのない運用にも柔軟に応じているのは、この考えの延長にあります。
縛られて続く関係ではなく、選ばれて続く関係でありたい。